- リスニングパートで300点台から400点になかなか届かない
- TOEIC800点を超えるためにリスニング400点超えたい
TOEIC800点以上のような高得点を目指す人にとっては、リスニング400点は大きな壁に感じられますよね。
目標スコアを最短で目指すなら、リスニングの方がスコアを上げやすいため、リスニングから着手するのが効果的です。
TOEIC865点の筆者がリスニング400点のレベルやその勉強法について解説します。
- リスニングパート400点のレベル、正答率とは
- リスニング400点を達成するために必要な戦略と勉強法
TOEIC800点以上を目指すなら、リスニング400点以上は必要です。
目標点数を取るには、それよりも上の点数を目指す気持ちで勉強することで、結果的に目標点数を取ることができると考えていま。
リスニングは450点を狙う気持ちで取り組んでみましょう。
TOEICリスニング400点のレベルとは?
リスニング400点のレベルは、英語を日本語に訳さず、英語のまま理解することが可能なレベルを指します。
といってもイメージしにくいですよね。
感覚としては、パート3,4の内容を7割聞き取れていたところを、9割もしくはすべて聞き取れるくらいのリスニング力をイメージしてください。
結構果てしなく感じる人も多いと思います。
実際、私も自分がそんなレベル目指せるのかなぁと思っていましたが、シャドーイングをやり込んだ結果、そのレベルのリスニング力を身に就けれたので安心してください。
詳しい勉強法はのちほど紹介しますね。
TOEICリスニング400点の正答率は?
では、試験の正答率はどのくらいなのでしょうか?
リスニング400点は、リスニングパートの80%の正答率です。
TOEICのリスニングパートは全100問。そのうち80問を取れれば、400点を達成できる計算になります。もちろん、実際の計算方法は少し複雑なので目安として考えてください。
言い換えれば、20問を落としてもリスニング400点は達成できます。そのくらいのレベル感です。
TOEICリスニング400点を達成するために必要な事
リスニングパート100問中80問の正答率を目指すには、パート1,2をほぼ完璧に抑えたうえでパート3,4の点数をどれだけ上げられるかという勝負になってきます。
それぞれ解説していきます。
パート1,2をほぼ完璧に抑えておく
リスニングパートの中でも、難易度が低いパート1,2は、問題集などで繰り返し練習して出題傾向を完璧に抑えておきましょう。
リスニング400点を取るには、パート3,4でどれだけ正答率を取れるかが重要になるため、パート1,2の問題はできる限りミスしないようにしておくことがコツです。
パート3,4よりパート1,2の方が点数が取りやすいため、パート1,2から先に完璧にしておくことをおすすめします。
↓
【TOEIC Part2が苦手な人へ】本番で聞き取れないは解決できる!
パート3,4は8割の正答率を解く
パート3,4で8割を取れるよう、リスニング力を底上げして問題の出題傾向を押さえておきましょう。
具体的には、音声を聞きながら同時に意味を理解でき、場面をイメージすることができるようになるレベルがリスニング400点を達成するために必要なリスニング力です。
リスニングはどんどん流れて行く音声のスピードに対応しなければいけないので、スピード重視で感覚的にやらざるを得ないことが多いです。
だからこそ、パート8割の正答率を取るには、リスニング力の底上げと出題傾向を押さえるために問題を繰り返し練習しておきましょう。
↓
【TOEIC Part3,4聞き取れない!?】解き方のコツと勉強法を完全解説!
リスニング400点の壁を突破するための勉強法
私が実際にリスニング400点を取るために行った勉強法を参考に解説していきます。
シャドーイングでリスニング力を底上げする
- 音声を聞いて話の流れはなんとなくわかるけど、詳細まではっきり把握できない
- 音が頭に入ってこない、耳に残らない
- いくら集中して音声を聞いてもどうしても聞き取れない
- イギリス人女性の音が聞き取りにくい
いくつか当てはまる人も多いと思いのではないでしょうか?
実は、このようなリスニングの悩みを解決してくれるのがシャドーイングです。
シャドーイングによってリスニング能力の大幅な向上が期待できます。
シャドーイングとは、英語の音声を聞いて、そのすぐ後ろを影のように追いかけて発音する勉強法です。
もともとは同時通訳者のトレーニング法です。
シャドーイングに使う教材は、様々ある中でやはり本番試験に最も近い「TOEIC公式問題集」で訓練するのが一番効果的です。
TOEICに出てくる単語や本番の音声と同じなため他の教材よりも効果が期待できます。
➀音声をスクリプトなしで一度聞く
↓
➁PART3,4のスクリプトを確認しながら流れる音声と同時に音読する
↓
③少し慣れてきたタイミングで、スクリプトを見ずにシャドーイングする
↓
④自分の口から出なかった単語やフレーズが必ず出てくるので、それをメモし発音と意味を確認する
↓
⑤再びシャドーイングし、できるようになるまでやり続ける(意味が頭に入ってこない文はわかるようになるまでやる)
↓
できるようになったら次の問題へ
これをひたすらやっていきます。シャドーイングはスポーツの感覚に近い勉強法でかなり地味ですが、リスニング力の上達にはめちゃくちゃ効果があります。
ポイント①はじめは音読で慣らしてからシャドーイングをする
ポイント②シャドーイングしながら意味もきちんと理解しながらやること
公式問題集はアプリから音声が聴けるのでCDを使うよりも効率よく勉強できます。
忙しい人でも通勤中のスキマ時間を使って勉強できるので、おすすめです。
シャドーイングの最も大きい効果は、わからない単語や理解できなかった文章がわかるようになることです。
それによって、音声を聞きながら同時に意味を理解でき、場面をイメージすることができるようになります。
これがリスニング400点というレベルを達成するために不可欠です。
私自身もこのシャドーイングをやり込み続けて、リスニング370点→450点へ上げ、TOEIC800点を突破できました。
問題を繰り返し解いてパート2,3,4それぞれの対策・傾向を掴む
優先順位としては、シャドーイングの方が高いですけど、もし余裕があるならそれぞれのパートの傾向を掴めるよう対策しておきましょう。
傾向やパターンを把握できるようになれば、選択肢をスムーズに選びやすくなったり、聞き逃しが合ってもこういうパターンかなと推測できたりするので、解答に迷いにくくなり、リズムよく慌てずに集中できるようになります。
↓
結果、点数が上がっていくんですよね。
使う教材としては、「究極のゼミシリーズ」で傾向と対策を掴むことがおすすめです。
このシリーズは、それぞれのパートの傾向や視点、解き方が丁寧に解説されています。
中級者向けの本なので、他の対策本読んでも新しい発見がないという方は、こちらの本は他の対策本にはない新しい視点もあるため、とてもおすすめです。
あとは、公式問題集や精選模試などで問題を繰り返しといて問題に慣れていきましょう。
↓
最後に伝えたいこと
まず、リスニング400点のレベルは、英語を日本語に訳さず、英語のまま理解することが可能なレベルを指します。
リスニング400点は、リスニングパートの80%の正答率です。
そのうえでTOEICリスニング400点を取るために必要なことと、その勉強法が以下です。
- パート1,2をほぼ完璧に抑えておく
- パート3,4で8割の正答率を解く
↓
- シャドーイングでリスニング力を底上げする
- 問題を繰り返しといてパート2,3,4それぞれの対策・傾向を掴む
以上です!
ではでは
こちらの記事もよければご覧ください。
↓