- TOEIC公式問題集を無駄なく使い倒したい
- 値段を見て購入しようか迷っている
TOEIC公式問題集は、2回分の試験が収録されていますが、それを解いたら終わりだと思っていませんか?
実は、公式問題集にはいろいろな使い方があり、1冊を満遍なく使うことでハイスコアを狙える戦略を立てたり、英語力を伸ばすことができます。
私自身も公式問題集を使い倒してTOEIC800点も超えれたので、今回はその方法を解説します。
- TOEIC公式問題集を使う目的
- 公式問題集の基本的な使い方
- 2周目以降の使い方
公式問題集は、様々なTOEIC教材の中でも特にスコアを上げるために欠かせません。
ぜひ、有効活用してハイスコアを取れる戦略と英語力を身につけましょう!
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TOEIC公式問題集を使う目的
公式問題集は試験2回分だが、人によっては少ないと思われますが、使い方は十人十色です。無駄なくコスパよく使いましょう。
まずは、TOEIC公式問題集を使う主な目的から見ていきましょう!
本番に特化した英語力のアップ
1つ目は、本番に特化した英語力のアップです。
TOEICは独特の試験で、TOEICでしか使われない単語・フレーズや問題がたくさん出てきます。
TOEICは試験自体に慣れることがスコアアップにつながるという特徴があります=試験力。
そのため、あなた自身のもつ英語力とTOEICに特化した英語力や知識がスコアに直結します。
公式問題集は、この試験力を身につけるのに最適な教材といえます。
自身の英語力を高めるだけでは不十分で、同時にTOEIC特有の問題形式や解き方を身につけることが必須です。
現在の実力を測り、あなたに合った解き方を確立すること
続いては、現在の実力を測り、あなたに合った解き方を確立することです。
TOEIC公式問題集は、TOEIC本番とほぼ同じのため、試験を通しで解くことであなたの実力を測るこができます。
その中で、あなたの得意パート・苦手パートが判明し、目標の点数を取得するための戦略や勉強が決まっていきます。
公式問題集を使って問題を何度も解いて、効率的な解き方や時間配分の感覚までわかるようになっていきます。
公式問題集を使わずTOEIC本番で実力を測るのもいいですが、公式問題集の方が値段も安く抑えられおすすめです。
TOEIC公式問題集の使い方の流れ【全員共通】
ここからは、公式問題集の使い方の流れを説明していきます。
全員共通なので、ぜひ見ていってください。
本番と同じ時間制限で模試を解く
まずは、本番と同じ時間制限で模試を解いていきましょう。
あなたの現在の実力を知ることがはじめは一番大事です。付属の解答用紙を使って問題を解いていきましょう。
本番と同じ難易度と問題形式で作られているので、自信の実力を把握するにはもってこいです。
いきなり模試を通しで解くのがきついと感じる人は、リスニング・リーディングパートに分けて解いてもかまいません。
模試を解き終えたら答え合わせをして、正答数からあなたのスコアを確認してみてください。
そして、各パートの正答率を下の写真のように計算してみましょう。
スコアを確認し終えたら必ず復習をしましょう!
※ちなみに問題音声はCD、アプリ好きな方で平気です。
公式問題集の音声アプリを使いたい人はこちらから
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答え合わせを終えたら必ず復習する
模試を解いて答え合わせを終えたら、次は復習をしていきましょう。
復習をしてこそ知識が身につき、定着していくのです。
効果的な復習の仕方を解説していきます。
【復習の仕方】
正解した問題、間違えた問題すべての解説に目を通していきましょう。
- 正解した問題
→解説を確認して、答えを選んだ根拠が正しかったのかを確認します。
勘で答えた問題やまぐれで正解した問題があるはずなので、解答の根拠をきちんと確認し、次同じような問題に出会ったときも解答できるようになるのが大事です。
- 間違えた問題
→正解できなかった理由をきちんと明らかにしましょう。
解説の部分に自分が間違えた問題に印をつけておきましょう。印をつけておくことで2回目を解いたときに自分の苦手な問題やパターンを把握できるようになります。
※写真参照
復習のポイント:なぜ正解できたのか、なぜ間違えたのかを分析することです。
また、模試を通して出会った知らない単語やフレーズをメモにまとめて整理して覚えましょう!
自分がまだ覚えていない単語・フレーズのみを効率的に覚えることができます。
復習を終えたら得意なパート・苦手なパートが判明すると思います。
そして、次章で紹介するトレーニングや苦手をつぶす勉強法を探していきましょう!
時間をおいて2周目にチャレンジすることも推奨です。
各パート別の対策を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
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【TOEICパート別攻略法】コツと対策をTOEIC860点の筆者が解説
公式問題集でできるトレーニング【用途別に解説】
TOEIC公式問題集は、本番同様の模試が2回分収録されていますが、ただ問題を解いて復習する以外にも様々なトレーニングができます。
そのトレーニングを用途別に紹介していきますね。
試験前日に解き方のリズムを確認するため、模試を解く
1つ目は、試験前日に解き方のリズムを確認するために模試を解くことです。
前日に模試を解くことで、「全パートの解き方」や「時間配分」を本番で確実に発揮できるようにもっていきましょう!
人それぞれ問題の解き方や解く順番など異なります。
そこに優劣はなく、あなた自身が解きやすいと感じるリズムを確認しておくことが、解くスピードや集中力にも影響をおよぼします。
例えば、パート5の解き方で、選択肢を先にみてから問題文を読むのか、問題文を読んでから選択肢を見るのかは決まっていますか?
私の経験談にはなりますが、
前日に模試を2時間通しで解くことで、当日の緊張がゆるくなりました。
また、前日の記憶があるので、緊張していたとしても余裕が生まれ、実力を発揮しやすいです。
苦手なパートのみをピックアップして解き方を確認してみるといったやり方も非常に有効です。
音読・シャドーイングでリスニング力を上げる
続いては、パート3,4のスクリプトを使って音読・シャドーイングのトレーニングをすることです。
【シャドーイングとは】
英語の音声を聞いて、そのすぐ後ろを影のように追いかけて発音する勉強法です。もともとは同時通訳者のトレーニング法です。
音読・シャドーイングは、リスニング力を底上げし、リスニングパート全体のスコアを押し上げてくれます。
公式問題集は、本番の難易度で同じ音声が使われているので、音読するにはかなりいい教材です。他の教材で同じ音声を使っている教材はありません。
【音読・シャドーイングのやり方】
①Part3,4のスクリプトと選択肢を確認しながら流れる音声と同時に音読する
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②少し慣れてきたと思ったタイミングで、スクリプトを見ずにシャドーイングする(スクリプトを暗記するくらいまで。10~20回くらいまで)
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③自分の口から出なかった単語やフレーズが必ず出てきたら、それをメモし発音と意味を確認する
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④再びシャドーイングし、できるようになるまでやり続ける(意味が頭に入ってこない文はスクリプトを確認してから、再び見ないでわかるようになるまでやる)
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⑤できるようになったら次の問題へ
このやり方を繰り返し、シャドーイングをしていくとかなりのリスニング力を身につけられます。
実際に私はこのやり方で何度もシャドーイングを繰り返し、リスニングパート380点から450点まで伸ばすことができました。
パート3,4の長文のリスニングでも細部まで内容を追えるリスニング力が身に付きました。ラクな勉強法ではありませんが、確実に効果がでる勉強です。
スキマ時間の勉強にも最適で、会社の通勤時間にシャドーイングを行うこともできます。
音読をやらずにいきなりシャドーイングはおすすめしません。シャドーイングは負荷が高いトレーニングなので、初心者のうちはおすすめできません。
問題の傾向と対策を学ぶ
最後は、問題の傾向と対策を学ぶために使うことです。
TOEICは独特の試験であり、試験自体に慣れることがスコアアップにつながるという特徴があります。=試験力。
問題に慣れ、傾向と対策が掴むだけで、かなりのスコアアップが期待できます。
具体的には、パートごとに傾向と対策を学んでいきます。
- パート3,4なら問題の先読みをひたすら行ったり、聞きとりが苦手な国籍の人の音声に慣れるまで練習したりなどの部分的な対策もできます。
- パート7なら問題をたくさん解く中で、特定の種類の問題が難しいことに気づいて、本番はその種類の問題は飛ばすという対応ができるようになります。
- パート5については、大量の問題をすばやく効率的解くことがハイスコアには欠かせません。
しかし、公式問題集のみでは不十分なので、別の教材を用いて勉強することをおすすめします。
パート5に特化した対策を行うなら「文法問題でる1000問」が評判も良く、一番有効です。
↓
【文法問題でる1000は難しい?】効果的な使い方をTOEIC860点の私が解説
公式問題集において、問題の答え自体を覚えてしまっては、実力が上がているのかわからなくなってしまうので、少なくとも2冊あったほうがいいです。
2冊ぐらいあったほうが、問題の答え自体を覚えてしまうというのを防ぎやすくなります。