- TOEIC800点を目指して真面目に頑張っているけど、達成できる実感がない
- 今の勉強の仕方で800点を達成できるのか不安
このような悩みをもつ方は多いのではないでしょうか?
私自身も、その不安と闘いながら勉強を続けてきたので、気持ちはとてもわかります。
2021/3/21の試験で喉から手が出るほど欲しかったTOEIC800点を達成することができました。
その時のツイートがこれです。
[ご報告]
実は3月のTOEICひそかに受けてたのですが、
念願だったTOEIC800点取れてました!!!!
うれしすぎて泣きそうです!!😂 pic.twitter.com/KLMi1zKJAr— にゃんた@TOEIC800点への道 (@eigo_gakushusya) April 6, 2021
自信がなくなる中、勉強を続けやっとの思いで達成することができました。
しかし、800点達成までには、時間もかかり、遠回りもしてきました。
約1年間700点台で足踏みしていた私がTOEIC800点を達成して思ったことは、
決して達成できない点数ではないことです。
いまTOEIC700点台で伸び悩んでいる人に、特に読んでもらいたい内容です。
- TOEIC700点から800点の勉強時間
- TOEIC700点台からTOEIC800点の壁を超えるための勉強法
- TOEIC700点と800点の差について
正しい努力を継続することができれば、
私よりも早いスピードでTOEIC800点を取ることができるはずです。
TOEIC700点台で伸び悩む原因について詳しく知りたい方は下のリンクをお読みください
↓
【TOEIC700点の伸び悩み】800点を掴みとるための秘訣2つ
TOEIC700点から800点までの勉強時間
TOEIC700点台から800点までの勉強時間は360時間でした。
学習期間は、9ヶ月。目標はTOEIC800点としていました。
学習期間 | 9ヶ月 |
学習時間 | 360時間 |
目標 | 800点 |
1日あたりの勉強時間は以下です。
【1日の勉強時間】
平日 | 土日 | 試験前日 | |
勉強時間 | 1時間 | 2~3時間 | 5時間 |
勉強内容は、以下のように様々な勉強を試しました。
- オンライン英会話
- 英文法
- スピーキング向けの勉強
- 公式問題集
- でる1000
・平日スケジュール:
朝出勤前にオンライン英会話25分、仕事の昼休憩にTOEICの勉強30分
・土日のスケジュール:
朝6時に起きて2時間ほど勉強し休憩、午後に1時間勉強
・試験前日:
朝早く起きて2時間、午後に2~3時間、夜に1時間勉強
まとめると、
- 仕事がある日は平均1時間
- 休みの日は3時間
- 試験前日はまとめて5時間
800点達成のために意識したことは、苦手をつぶすように勉強したことです。
私の場合は、
パート7、リスニングパート3,4を攻略して
各パート8~9割を取る目標を意識しながら日々の勉強を行っていました。
やはり、大事なのは継続でした。
自分の無理しすぎない範囲で最大限の時間を注ぐことが目標達成に必要だと思います。
では、勉強法について詳しく見ていきましょう。
TOEIC800点の壁を超えるために行った勉強法【効果があった勉強法を厳選!】
- TOEIC公式問題集6,7
- 出る1000
- TOEICL&Rテスト究極のゼミパート7
- オンライン英会話
実際に上記の教材を使って勉強を行い、TOEIC865点を取ることができました。
ここからはこれらの教材を使ってどのように勉強したのかを解説していきます。
公式問題集で模試を解きまくる
まずはTOEIC公式問題集。
正直、公式問題集にはかなりお世話になりました。
公式問題集は活用の仕方が幅広くあります。
具体的には、公式問題集を用いてTOEIC試験の特徴を把握するようにしました。
なぜならTOEICの特徴について知ることがスコアアップの近道だと考えたからです。
実際の勉強方法は簡単で、
- 時間を測って模試を解き
- その答え合わせをし
- 復習する
このうち最も重要なのが復習です。
個人的には、復習にかなり時間を割いて勉強していました。
間違えた問題は「その正解できなかった理由」をきちんと理解することを心がけて復習していました。
間違えた問題には印をつけ、
2周目、3週目と繰り返し解く中で同じ間違いをしたところは重点的に復習していました。
私が繰り返し模試を解くことで得られたことは下の5つです。
- 問題の傾向をつかめる
- 2時間を耐えられる集中力を身につけられる
- 何度も解き、本番の解き方を決める
- 自分の現在のレベルを把握できる
- 自分の苦手なパートがわかる
できるだけ本番と同じ環境下を作って解くことで、
本番で慌てることがないようにしました。
例えば、本番と同じ時間に解いてみるとか物音がしない環境で受けることで、
本番でイレギュラーなことが起こったとしても慌てなくなりました。
繰り返し模試を解くことで本番の試験でも2時間を耐えるための集中力が身に付いたと思います。
他には模試を解く中で自分のパートごとの正答率を把握し、
そこから自分が苦手としているパートを洗い出しました。
自分の苦手なパートがわかったら、そこを改善するための勉強法を取り入れるというやり方です。
さらに、TOEICの試験を攻略することが大事だと感じたため、
ユーチューブなどでTOEICの試験について詳しく解説している動画を参考にしていました。
こちらの動画がかなり参考になったのでおすすめしておきます。
公式問題集のみでは物足りないと感じたら、必要に応じて、精選模試を使って模試を解いてみるのもありだと思います。
ただ、精選模試は本番よりも難しめなので、挫折する可能性もあります。
実際、公式問題集の方が本番の試験の難易度に近いので、無理してやる必要もないと思います。
公式問題集の詳しい使い方はこちら
↓
公式問題集でシャドーイング
続いては、公式問題集を使ったシャドーイングです。
私は何度も模試を解いていくなかで、リスニングに課題を感じていました。
TOEIC800点を超えるためには、リスニングで最低でも400点以上が必要になってきます。
そこで、リスニングを徹底的に鍛えるためにオーバーラッピング&シャドーイングを取り入れました。
いきなりシャドーイングは難しかったので、
オーバーラッピングや音読で慣れてからシャドーイングをしていきました。
オーバーラッピング→シャドーイングの順番で勉強したおかげで、
諦めずに継続できたのがとても大きかったです。
実際に使った教材は公式問題集のパート3,4で、
平日は15~30分、土日は平均1時間はシャドーイングに当てていました。
実は、このシャドーイングのおかげでリスニング能力がかなり上がっていきました。
シャドーイングを取り入れてから約1週間で効果がではじめ、
より詳細に音が聴けるようになり、パート3,4で話の流れを詳細に追えるようになりました。
1つの会話を正確に理解できるまで何度も何度も、少なくとも10回以上聞き続けていきました。
何度聞いても聞き取れないところは、
単語を確認して音のつながりなどを意識しながら理解できるようになるまで聞き続けました。
正直、シャドーイングはかなり地味で大変ですが、効果はとてもあると感じました。
パート3,4だけでなく、パート2についても聞き取れるようになっていき、
本番前にはリスニング全体で7~8割だった正答率が8~9割に上げることができていました。
このシャドーイングのおかげでリスニング450点を取ることができたと思っています。
公式問題集は様々な使い方ができ、スコアアップに欠かせない教材です
↓
TOEIC公式問題集のよりどりみどりな使い方【TOEIC865点の筆者が解説】
でる1000
パート5対策として
「TOEICL&Rテスト文法問題でる1000問」を使って勉強していました。
勉強時間は1日約10~15分ほどです。
個人的にパート5はリーディングパートの中でも重要だと考えています。
パート5でつまずいてしまうとパート6,7での焦りにつながるので、
いいスタートダッシュを踏みたいと考えていました。
パート5を素早くかつ正確に解けるようになることで、
パート7に割ける時間を増やすことができます。
実際に「出る1000」の勉強を日々行っていたことで、
パート5の正答率は8~9割を維持できていました。
パート5は語彙や文法の要素が大きいため、単語やフレーズ、文法を身につけると自然と上がっていきます。
TOEIC700点をすでに持っている人でパート5が苦手な人は、
この教材はかなりおすすめできます。
でる1000の使い方や効果について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
↓
TOEIC究極のゼミpart7
私の苦手だったパート7対策としてこの本を使っていました。
私自身リーディングに関しては、パート7が明らかに課題であることがわかっていました。
しかし、勉強してもなかなかパート7の正答率がよくならず、
困っていた時に出会った本が「TOEICL&Rテスト究極のゼミPart7」でした。
名前通りTOEICのパート7に特化しており、パート7を攻略していくための教材です。
勉強時間は1日15~30分程この教材に使っていました。
この本を通じて、
- 設問別のわかりやすい解き方
- 着目すべきポイント
- 文書間の繋がりを把握すること
これらの大切さを知ることができました。
ただ勉強しているだけでは、気づかないポイントや目線に気づかせてもらいました。
究極のゼミと公式問題集を組み合わせて勉強していくことによって、
苦手だったパート7の点数を引き上げてくれました。
内容もボリューミーで詳細に解説されていてわかりやすいです。
パート7に苦手意識を感じているTOEIC700点台の人には、うってつけの教材だと感じます。
洋書の多読
パート7対策として「洋書の多読」を取り入れました。
パート7の分量って普通に多すぎないか?
これって読み切るのは不可能じゃないか?
といつも感じていました。
私は今まで何回もTOEICを受けてきた中で、パート7を最後まで読み切ったことがありませんでした。
途中でしんどくなるんですよね。
そこで、日頃から大量の英文を読み、長文への耐性をつけることができていれば、
読むスピードも上がり、点数も上がるのではないかと思ったわけです。
英字新聞やニュースなど色々手段はありますが、本を読むのが好きだったので、洋書を選びました。
洋書を読むことは、TOEICとは関連のない勉強のように見えますが、結果的にこれが当たりでした。
半分趣味のような感じで2~3カ月ほど読みつづけた頃から
明らかに読むスピードと瞬時に意味を理解するスピードが上がったのを今でも覚えています。
洋書を読むようになってから本番の試験で、パート7を読むスピードに変化が起き、
苦痛に感じることがかなり減りました。
結果的に長文に対する耐性がついていき、
トリプルパッセージの2つ目までは必ず解くことができるようになっていました。
パート7の長文耐性をつけるという意味で、洋書や英字新聞などを読むことはとてもおすすめできます。
ちなみに読んでいた洋書はこちらです。
「HOLES」は、2003年アメリカ映画です。
一族に課せられたとされる呪いに立ち向かう物語です。
オンライン英会話
私は、TOEICの勉強と並行してオンライン英会話を続けていたのですが、
結果的にTOEIC800点に貢献していたので、紹介します。
私は純粋に英語を話せるようになりたいと思い、オンライン英会話をはじめました。
講師とオンラインでレッスンを受けていく中で、
スピーキング能力はまぎれもなく上がりました。
同時に、スピーキングだけでなくリスニング能力も引き上げられていきました。
オンライン英会話の外国人講師とのレッスンにおいて、講師が話す英語を聞いて必死に理解
していく中で、
自然とリスニング能力も上がっていきました。
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個人的に、オンライン英会話で講師と話すことが純粋に楽しかったので、
「勉強」としてやっている感覚はあまりなく、それがよかったのだと思っています。
ちなみに使っていた会社は、DMM英会話とネイティブキャンプでした。
どちらも初心者に優しく、使いやすかったです。
私が使ったオンライン英会話は、DMM英会話です。
↓
語彙力について【単語やフレーズ】
最後に単語について解説します。
私はTOEIC700点を取るまでは、金のフレーズを使って単語を勉強していましたが、
TOEIC700点以降は全く使いませんでした。
TOEIC700点を取れるということは、
英語の基礎がある程度備わっていることだと思っていたので、
自分が知らない単語・フレーズのみを効率的に覚えられるやり方で勉強しようと考えていました。
TOEICの試験では単語帳に載っていない単語やフレーズが意外と多いので、
そういった単語も同時に効率的に覚えるため、
単語帳の代わりに、公式問題集を解く中で遭遇した単語をリストにして試験前に復習する形で勉強していました。
例えば、take inventoryは「棚卸する」という意味ですが、
試験には出てきても単語帳には載っていませんでした。
このように、単語帳には載っていないけれど、
実際の試験には出てくる単語やフレーズを効率的に覚えることができました。
TOEIC用の単語帳はたくさん売られていますが、
TOEICに出題されるすべての単語を1つの単語帳で、すべてカバーできるわけではありません。
この公式問題集を使ったやり方であれば、
複数の単語帳を買って勉強するよりも、自分が知らない単語を効率的に覚えることができました。
TOEIC800点台と700点台の英語力の差2つ
私自身TOEIC800点を超えてみて感じたことは、TOEIC800点以上と以下には大きな壁が存在していたことです。
今回感じたのは、TOEIC800点には大きな壁があること。
正直、700点から800点越えるまでが一番大変でした。
ここまで来るのにかなり遠回りしたけど、勉強を継続すれば必ず取れる点数であることもわかりました。
だからいまTOEIC700点台の人は諦めずに頑張ってほしいです。— にゃんた@TOEIC800点への道 (@eigo_gakushusya) April 6, 2021
そのときのツイートがこちら。
TOEIC800点以上と以下では明確な英語レベルの差があると感じました。
具体的には2つの大きな差がありました。
1つは、リスニング能力の差です。
具体的には、パート3,4を聞いて、ストーリーを詳細まで想像できるレベルのリスニング能力を身につけられているかどうかです。
TOEIC800点を超えるには、リスニングパートのみで最低400点以上が必要になります。目安としては、8割~9割の正答率です。
TOEIC700点台のときは、リスニングパートで内容の7割は聞き取ることができ、大まかな流れがつかめていました。
しかし、ストーリーの詳細の部分までは聞き取ることができていませんでした。
私の感覚ではTOEIC700点台のときは、リスニングパートで7割以上の問題を正解できていたので、
そこをどうやって8割までもっていけるかが勝負でしたが、
今回は、どのパートも内容が8~9割以上聞き取ることができている感覚がありました。
実際にパート3,4を解いているときは、「この話は何の場面でこの女性は誰で、どんなやり取りをしているのか」を詳細にイメージできていました。
私の場合は、公式問題集のパート3,4を使って地道にシャドーイングしたことがリスニングレベルを押し上げてくれました。
2つ目は、パート7レベルの長文に苦痛を感じることなく読み進め、的確に解答していけるかということです。
このパート7をどう攻略していくかがカギになってきます。
TOEIC700点台の人で、「パート7を最後まで解き終えることができない」、「途中で疲れてしまう」など苦手意識を持っている人は多いと思います。
実際に私も、パート7にはかなり苦労していました。
今までは、パート7の分量が苦しく感じ、マルチパッセージでの文書の繋がりなどもわかりづらく感じていました。
試験直後はぐったりすることも多かったです。
今回の試験では、パート7に割く時間を十分に確保しつつ、
素早く的確に回答していくことができ、苦しいと感じることはなく楽しいとさえ思っていました。
大事なことは、日頃から長文を読む習慣を身につけ、
パート7を攻略するための練習をしているかということです。
私が紹介した「洋書の多読」や「TOEIC究極のゼミpart7」はパート7を攻略するために非常に役立ちました。
パート7の攻略法や勉強法について詳しく知りたい方は、【TOEICパート7長文読解の対策】解き方のコツと勉強法を伝授!をご覧ください!
この2つの大きな差の中で、
TOEIC800点を取るならリスニングから先に鍛えることをおすすめします。
他のTOEIC800点以上の人の意見を聞いても、
リスニングに方が点数が上がりやすいという声を多く聞きました。
実際、これまでの経験からもリスニングの方がリーディングよりも上がりやすいと思いました。
TOEIC700点台で足踏みしていた自分へ
僕は、TOEIC700点台から865点を取るまでに、
2020年7月~2021年3月まで9カ月かかっています。
TOEIC700点台でかなり伸び悩んでいました。
この9か月間は以下のように点数が推移していきました。
700→780→720→740→760→865
はじめて700点台を取ってから800点を超えるまでに5回の試験を経ています。
はじめは、780点を取ったものの、そのあと一気に720点まで下がり、
かなり落胆していました。
少しづつ点数は上がっていったものの、
勉強量に比べると点数の上がり具合は小さく、自信を失っていました。
当時は、このまま勉強を続けてもTOEIC800点を超えられるのかわからず、不安や焦りを感じていました。
「大変だなぁ」とか「つらいなぁ」と思うこともありましたが、
それでも平日は1時間、休日の土日は最低2時間は必ず勉強し続けていました。
なぜ勉強を続けれたのか、それは英語を学ぶことが楽しいと思える経験があったからです。
より正確に言うと、楽しいと思える勉強法に出会えたからです。
(この詳細を書くと長くなるので、後日、別の記事で書こうと思います)
このように、TOEIC700点台で伸び悩んでいましたが、
やっとTOEIC800点を超えることができました。
まとめ【TOEIC800点の壁を打ち破ろう】
TOEIC800点は私みたいに才能がなくても勉強を継続すれば、達成できる点数です。
TOEIC700点から865点を取るまでに1年以上かかりました。一般的に見れば、時間がかかったほうだと思います。
そんな私でも達成することができたので、みなさんならさらに早く達成できると信じています。
実際にTOEIC800は、英語を使った仕事への切符にもなり、就活や転職でも有利になります。
なので、できるだけ早く取得して、さらなる目標に向けてチャレンジしていきましょう!
TOEIC800点を目指している人の参考になる部分が少しでもあればうれしいです。