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【TOEIC Part3,4聞き取れない!?】解き方のコツと勉強法を完全解説!

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  1. Part3,4の正答率が上がらない
  2. Part3,4を得点源にしてTOREIC800点を取りたい
  3. Part3,4をしっかり解けるようになるリスニング力ってどうやって身につけたらいいの?

このような悩みをもっていませんか?

私自身もこのような悩みを抱いていました。

実は、Part3,4を制する者がリスニングを制し、TOEICを制すことができます。

Part3,4はリスニングパートで約7割を占めており、決まったテクニックやコツによって点数を伸ばすことが可能です。

ネイティブ並みのレベルの高いリスニング力があればたやすく解けるが、現実的ではありません。

といっても、ある程度のリスニング力は必要です。

今回はこれらの内容をTOEIC865点の私が解説します。

  • Part3,4を解くための先読みテクニック
  • 先読みの際の注意点
  • 設問別・問題別のポイント

この記事を読んで実行にうつしていけば、Part3,4を攻略でき、高得点を狙うことも可能です。

にゃんた
にゃんた
結論として、TOEIC Part3,4では、リスニング力とは別に先読みを駆使することが大事です。先読みといっても具体的にどうやればいいのかなど先読みの注意点も同時に解説していきます。

TOEIC各パートのコツやテクニックについて知りたい人はこちらの記事をごらんください。

【TOEICパート別コツと対策】TOEIC860点の筆者が解説TOEIC各パートのコツや対策、解き方、勉強法を学んで攻略したい人に向けて、各パート1~7のコツやテクニックについて解説していきます。 各パートを攻略して高得点、具体的には800点以上取れるようになりましょう。...

TOEICPart3を聞き取れない人に多い理由3つ

TOEICパート3は特に聞き取れないという人が多いところです。なぜ聞き取れないと感じるのかその理由を3つ解説します。

集中力がもたない

TOEICパート3,4合わせて約70問あり、長い時間ずっと集中して聞き続けなければならないため、集中力が続かないという人が多いのです。

さらには、パート2でも集中力を使うため、パート3,4でちょうど集中力がなくなってしまうことが考えられます。

リスニング力だけでなく、集中力も必要とされることが聞きとれない原因です。

会話のはじめのほうを聞き取れていない

パート3では、会話の冒頭付近に、会話のテーマやシチュエーションに関する内容について語られることが多いです。

そのため、冒頭を聞き逃すと、その後の内容を聞いても会話の内容を上手く理解することができないことが多いのです。

つまり、会話のはじめの方を聞き取れていないことがパート3を難しく感じさせる理由になっています。

パート3の冒頭で会話を掴むヒントとなる内容は以下のとおりです。

  1. 職業
  2. 話している人たちの関係性
  3. 会話の概要

これらの内容を聞き逃さないよう、しっかり聞きとることを意識しましょう。

会話の内容をイメージできていない

パート3は、会話の内容も多岐にわたり、特にビジネスに普段からかかわりのない人にとっては、場面をイメージすることが難しいこともあるでしょう。

音声も速いため、一度大事な単語を聞き逃すと、会話のイメージができなくなってしまうことが聞き取りをさらに難しくしています。

パート3によくある会話の種類や流れを知ることで、イメージしやすくなります。

パート3によくあるシチュエーションを載せておきます。

細かく言えば、もっと多岐にわたるシチュエーションがあります。

お客さんと店員との会話なのか、店員同士の会話なのかをきちんとイメージすることでさらに内容理解を深められます。

TOEIC Part3,4の特徴について

まずは、確認の意味も含めてTOEIC Part3,4について基礎的な特徴について解説していきます。

問題数と音声の特徴

問題数
Part3 39問
Part4 30問

Part3,4は69問とリスニング全体の約7割を占めており、高得点を取るには落とせないパートになっています。

本番の音声については、ネイティブが出身の国籍が中心です。

  • アメリカ
  • イギリス
  • カナダ
  • オーストラリア

発音にはそれぞれの国の特徴があり、中には聞きとりづらいところもあると思います。

特に、イギリス人女性の発音は聞き取りづらいという意見が多くあります。

問題の種類

続いて、Part3,4の問題種類についてです。まずは、Part3から解説します。

場所はショップやホテル、空港、オフィスなど限定されていませんが、登場人物は上記のようにほぼ限定されています。

シチュエーションの例としては、博物館の警備員と来観客との会話やホテルで宿泊客がカギを紛失したなどがあります。

続いてPart4で出題される話題の例です。

出題される話題の例は多いですが、Part3とは違いスピーカーは1人です。

シチュエーションは、エレベーターの工事について従業員へお知らせしたり、有名なアーティストの演説、マーケティングキャンペーンの会議など様々です。

パート3,4の解き方のコツ【先読みを上手に利用しよう】

Part3,4で重要なコツはただ1つ「先読み」です。

先読みとは、問題を聞く前に設問や図表に目を通しておくことです。

前提として、TOEICは時間が限られており、じっくり解く時間は与えられていません。

だからこそ、先読みは必須です。

先読みの目的:場面やストーリー展開をイメージしやすくすることです。

場面やストーリー展開が事前にイメージできていることで、音声を聞いたときに瞬時に内容が理解しやすくなっていきます。

先読みを駆使することで高得点を狙うことができるようになります。

ここからは、どこをどのような意識で先読みしていけばよいのかを丁寧に解説していきます。

設問文を先読みする(余裕があれば選択肢まで)

Part3,4では、設問とその選択肢のみが書かれており、問題文は載っていません。

※公式問題集7より参照

Part3,4では写真のように赤丸で書かれた「設問」を先読みしていきます。

  • 男性はどんな知らせを共有しているか?
  • 女性はなぜ、Paxton’sドラッグストアでの買い物が嫌いなのか?
  • 男性は何についてもっと知りたがっているのか?

これらの内容を頭に入れて実際の音声を聞いていく流れになります。

さらに、余裕があれば選択肢まで読んでもOKですが、無理して読む必要は全くないと思ています。

先読みで重要なのは、ストーリー展開や場面を推測できるかということです。

「余裕があれば読んでおく」というスタンスがおすすめです。

誰が何をするのかを読み解く

ここからは設問を先読みしたときになにを意識すればよいのかを解説します。

結論としては、「誰が何をするのか?」を設問から読み取ることで、注意して聞くべき箇所がわかるようになります。

下の設問を見てください。

  • What are the women surprised about? 「女性たちは何について驚いていますか?」

A. A line is long.

B. An exhibit is closed.

C. A sign is missing.

D. A speaker is delayed.

  • According to the man, what will take place at noon? 「男性によると、正午に何が行われますか?」

A. A lecture

B. A tour

C. A concert

D. An art sale

  • Where will the women probably go next? 「女性たちはおそらく次にどこへ行きますか?」

A. To a park

B. To a theater

C. To a restaurant

D. To a school

※公式問題集7より引用

 

3つの設問をもとに意識する点は以下の3つです。

  • 「女性たちは何について驚いていますか?」→女性が驚きを見せる場面で何について驚くのかを意識する
  • 「男性によると、正午に何が行われますか?」→正午に何が行われるのかを男性の発言から意識する
  • 「女性たちはおそらく次にどこへ行きますか?」→どこに向かおうとするのかを女性の発言から意識する

設問から「誰が何をするのか」を意識することで、リスニングのさいに誰の発言のどんな内容に注意して聞けばよいのかがわかり、点数アップにつながっていきます。

他にも、What does the man ask the woman to do?と来たら、男性が女性に何か求める場面が来るだろうと予想することができ、聞きとりのさいに男性の発言に集中すればよいとわかりますよね。

3つ目の設問でいえば、最後の方で女性の発言に注目すればよいんだなとメリハリつけて聞くことができます。

ずっと全力で聞くよりも集中力を使わなくて済むので、集中力を温存でき、その先のリーディングパートにも効いてきます。

 

冒頭のアナウンスに注目する(Part4のみ)

Part4の冒頭に流れるアナウンスに注目しましょう。

Question 74 through 76 refer to the following ○○~

とPart4では、上記のようなアナウンスが冒頭で必ず流れます。

Part4の先読みでは、○○からシチュエーションを想像することが大事です。

例えば、「Question 74 through76 refer to the following news report」と流れたら、ラジオなどのニュースが流れるだろうとイメージできますよね。

「Question80 through 82 refer to the following excerpt from a meeting」ときたら、会議の場面だろうと想像できます。

このように、事前にどんなシチュエーションかをイメージできれば、音声を聞いた瞬間に、内容が入ってきやすかったり、話の展開が想像しやすくなります。

Part3ではすべて「conversation」と流れるので設問から推測するしかありません。

マーク方法を工夫する(番外編)

あなたはPart3,4において問題に回答する度に、マークを塗りつぶしていませんか?

実は、そのやり方は非効率だと思っています。

私が推奨する塗り方は、問題を解くたびに解答の〇を塗りつぶさず、縦に線を書きます。

※Part4を解いた直後の状態。リスニングが終わってからしっかりマークします

Part3,4それぞれすべて解き終わったら一気にマークしていき、リーディングパートに移っていきます。

塗りつぶすさいは、一般的な0.3~0.5mmのシャーペンではなく、1.3mmのシャーペンを使ってください。

個人的な体験として芯が太いシャーペンで塗るだけで、2~3分ほど時間が短縮できました。

この1~2分の差が余裕を生み、落ち着いて解けるようになります。

私が実際に使用しているシャーペンがこちらです。よかったら使ってみてください。


先読みの注意点

Part3,4を解くさいは、先読みをうまく利用することが大事だとわかったと思います。

ここからは、先読みのさいに注意するべき点について解説していきます。

先読みのペースが乱れてしまった場合

1つ目は、リズム(ペース)を崩さないことです。

疲れや集中力が一瞬なくなったときに、ペースが乱れることがよくあります。

先読みのリズムを崩してしまうと、その問題だけでなく、次の問題にまで影響してしまいます。

試験に挑む前に、自分が解くペースはあらかじめ身につけて、日頃から解きやすいペースで問題を解くけるようにしておきましょう。

時には、いさぎよく問題を捨てることも大事です。

自分のペースに慣れていれば、いざ本番でリズムが崩れたとしても慌てることもなくなるでしょう。

聞きながら解くことはしない

2つ目は、音声を聞きながら問題を解かないことです。

こちらは賛否両論あり、人によっても意見が分かれますが、個人的にはおすすめしません。

音声を聞きながら問題を解く行為は、リスニング力をある程度もち、TOEICの問題にも慣れている上級者のテクニックです。

私も実際に試してみましたが、集中力が分散してしまい聞き逃すことも多かったです。

確かにできたらいいと思いますが、私にはそんな器用なことはできませんでした。

それでもTOEIC865点は取れたので心配することはありません。

にゃんた
にゃんた
本来正解できる問題なのに、気を取られて、聞き逃してしまうことの方がもったいないですよ

Part3,4設問別の聞きとりポイント

ここからはPart3,4の設問別の聞きとりポイントについて解説していきます。

頻繁に聞かれる設問やその解答を見極めるさいのコツについても話していこうと思います。

これから紹介する例文はすべて公式問題集7から引用させていただきます。

概要を問う設問

Part3,4でよく出てくるのが概要を問う設問です。

例えば以下のような設問です。

  • What are the speakers mainly discussing?

「話しては主に何について話していますか?」

  • Where are the speakers?

「話してたちはどこにいますか?」

  • Who is the man?

「男性は誰だと思われますか?」

  • What is the main topic of the workshop?

「講習会のテーマは何ですか?」

概要を問う設問は、基本的に1問目に出題されることが多いです。

主に、どこで会話が行われているのか?、男性は誰なのか?、何の話題なのか?など大まかな話の場面やシチュエーションが理解できているかを問うようなものが多いです。

ほとんどが上記の例のようなパターンで聞かれるので、設問パターンは覚えてしまいましょう。

設問を読んで一瞬で理解すれば、先読みのときに時間をかけなくて済みます。

こういった概要を問う設問の答えは、冒頭の2~3文で流れることが多いため、聞き逃さないようにしましょう。

ここを聞き逃してしまうと答えるのが難しくなります。

概要を問う問題では、「probably」「most likely」に注意してください。

  • What will the woman probably do next?

「女性はおそらく次になにをしますか?

  • Who most likely is the man?

「男性は誰だと思われますか?」

この2つのフレーズが含まれる設問は、答えがはっきりとわかりやすく言われないため、推測してい答える必要があります。

例えば、以下の問題を見てください。

男性:I’m here to pick up my rental car. My name’s Janet Chen. Here’s my confirmation number.

女性:One moment, Ok, I found your reservation, Ms. Chen-a midsize sedan. The total for your rental will be 226 dollars.

 

Q:Where does the conversation most likely take place?

A: At a university campus

B: At a shipping company

C: At a rental car company

D: At a moving company

このように会話が行われている場所を聞かれたら、内容のやりとりや話の流れから(C)レンタカー店だろうと推測しなければ解けない問題となります。

詳細を問う設問

続いては、会話の内容から具体的な詳細を問う設問です。

例えば、以下のような設問があります。

  • What does the woman ask the man to do?

「女性は男性に何をするよう頼んでいますか?」

  • What is the man concerned about?

「男性は何を心配していますか?」

  • What are employees encouraged to do?

「従業員は何をするよう推奨されていますか?」

 

解答のポイントとしては、会話の中に明確なヒントがあります。だからこそ、会話の内容や流れをしっかりと聞きとることが大事になってきます。

次のアクションを問う設問

続いては、次のアクションを問う設問です。

  • Where will the probably go next?

「女性はおそらく次にどこに行きますか?」

  • What does the speaker say he will do in the future?

「話しては今後、なにをすると言っていますか?」

  • What will the woman do tomorrow?

「女性は明日なにをしますか?」

このような次のアクションを問う設問は、3問中のラストにくることが多くあります。

会話の中で、「will」や「be going to」,「until」など未来の表現をヒントに聞き取りましょう。

「tomorrow」や「in the future」など特定の未来を表す単語があれば、

会話の中でtomorrowやnext dayなど未来表現が出てくるところに答えのヒントがあることが多いです。

意図を問う設問

ラストが、会話の中にでてくる文やフレーズの意図を問う設問です。

例えば、以下のような設問です。

  • What does the man say ” I’m working on a financial report?”

「男性はなぜ” I’m working on a financial report?”と言っていますか?」

  • What does the man imply when he says, ” I run a car wash”

「男性は” I run a car wash”という発言で、なにを示唆していますか?」

このような意図を問う設問は、セリフの前後の流れを理解していないと解けないものが多くあります。

意図問題は対策が難しいため、きちんとリスニング力を身につけて解けるようにしていきましょう。

Part3,4問題別の注目すべきポイント

前章では、Part3,4の設問別に、聞きとるさいの重要なポイントについて説明しました。

ここからは、Part3,4で出題される気を付けるべきポイントや解き方について解説していきます。

スリースピーカー(Part3のみ)

初めに解説するのが、1つの会話に人物が3人登場する問題です。

こちらは、Part3のみで出題頻度は1つの試験に2~3題ほどになります。

登場人物が増えてパニックになりやすいですが、3人目の人が出てくるどんな人でどんなパターンかは、おおよそ決まっています。

人物としては、以下の3者です。

  1. 同僚
  2. 友人
  3. 上司

お客さんとのやりとり店員が困っているときに、上司や同僚が出てきたりする場面が比較的多い印象です。

他には、面接で面接官2人と候補者1人の場面や友人2人が警備員に質問をしたりなどの場面もありました。

おおよそのパターンがわかっていれば、3人目の人物が誰のなか想像つきやすく、慌てることなく解けるようになるはずです。

図表問題

続いては、図表問題です。

下の例題はPart3,4の様々な図表問題の1種類です。

Part3_no41-43 image

Look at the graphic. What size  screen will the man order?

A. 11 inches

B. 13 inches

C. 15 inches

D. 17inches

TOEIC公式より抜粋

図表問題を解くさいに気を付けるべきは、設問で聞かれていることと逆の方に注意して音声を聞くことです。

上記の問題でいえば、Screen Sizeではなく、System Priceを意識しながら聞いてください。

なぜなら、設問で聞かれている選択肢と逆の部分が答えのヒントになるからです。

TOEICPart3,4の図表問題は設問で聞かれている方と逆の部分に正解のヒントとなる音声が流れます。

Part3,4では、上記のような表以外にも様々なものがでてくるので、慌てずに解けるようにしましょう。

  • 地図
  • クーポン
  • 予定表
  • ウェブページ
  • スケジュール

Part3,4を得点源にしてリスニング400点を超えよう!

いかかでしたか?

これまで紹介したPart3,4の先読みのコツやテクニックを用いて、Part3,4を得点源にしていけることを願っています。

Part3,4は決して簡単ではありませんが、苦手意識を持っている人でも、しっかりと勉強していけば、リスニング450点、TOEIC800点を取れるようになります。

ぜひ、頑張っていきましょう!

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ABOUT ME
にゃんた
学生の頃から苦手だった英語を社会人から独学で学び直して、今はオンライン英会話歴1年、TOEIC865点を達成。 挫折も経験し、今では毎日「楽しく学ぶ」をモットーに英語学習を継続中です。 今までの経験をもとに、TOEICやオンライン英会話などの独学に役立つ情報を発信しています。