- 試験中に集中力が切れて一気にやる気をなくすことがある
- 試験中に集中力が切れてなかなかスコアが伸びない
こんなふうに思っていませんか?
実際、試験中に集中力が続かないという悩みは、誰しもが通る道です。
私も過去に集中力が続かなくて悩んできました。
しかし、これから解説する勉強法を実践したことで集中力で悩むことが少なくなり、TOEIC865点を達成できました。
集中力が続かないのにはいくつか原因があり、今回はその解決法をお教えします。
- 試験中に集中力が続かなくなる原因
- 集中力とハイスコアを同時に高める勉強法
集中力が続けば、解ける問題が増えて必ずスコアに反映されていきますよ!
では、いきましょう!
試験中に集中力がなくなるポイントとその症状
はじめに、多くの人が試験中に集中力がなくなるポイントを押さえましょう。
それが、パート2,3,7です。
多くの人は、上記のパートでよく集中力が続かなくなることが多いはずです。
理由はいくつかありますが、これらのパートは他のパートよりも負荷の高い集中力を長い間必要とするからだと考えられます。
「集中力が続かなくなる」とは一体どのような症状なのでしょうか?
- 音声が頭に残っていかなくなる
- 頭の中で処理がにぶくなる
集中力がなくなると音が右から左へ抜けていく感覚になりませんか?
人間の脳は、音声を脳で知覚してから情報を処理し、意味を理解しますが、集中力がなくなるとこの工程の処理が鈍化してしまいます。
特にリスニングでは、聞き逃すと答えを選べなくなってしまう問題もあるので、致命的ですよね。
TOEIC試験で集中力が続かなくなる原因3つ解説
続いて、集中力が続かなくなってしまう原因について見ていきましょう。
- 2時間(リスニング45分、リーディング1時間15分)集中し続ける体力がついていない
- 聞きとれない、わからない問題が多いことで、集中力を多く使ってしまう
- パート3,4で解き方の型ができあがっていない
2時間(リスニング45分、リーディング1時間15分)集中し続ける体力がついていない
ほとんどの人は、TOEIC試験の2時間を集中し続ける体力がついていないということが本質にあります。
そもそもリスニング45分、リーディング1時間15分集中し続けることに慣れていないため、集中力が続かないことは当然ともいえますね。
社会人の平均勉強時間は6分とも言われていて、2時間集中し続けられる人はあまりいないでしょう。
しかし、TOEICは時間内に大量の問題をこなしていく試験であるため、集中力は必要不可欠です。
聞きとれない、わからない問題が多いことで、集中力を多く使ってしまう
聞き取れない、わからない問題が多いことで、より集中力を使ってしまいます。
自分の力では、どう考えても解けない問題が多いとき、脳はかなり疲労するんですよね。
脳がフル稼働して集中力を過度に使うので、そういう時間が多いほど負荷がかかってしまい、集中力が続かなくなります。
これは仕方のないことですが、TOEIC試験に慣れていない初心者の人ほど集中力が続かず、
TOEIC試験に慣れている人ほど答えのパターンなどもわかり、集中力を多く使わずに問題が解けるため、結果的に集中力が続きやすいのです。
実際に、TOEIC600点だったときと、865点を取ったときでは、前者の方が疲れはひどかったです。
パート3,4で解き方の型ができあがっていない
最後は、パート3,4で解き方の型ができあがっていないことです。
みなさんもご存じのとおり、パート3,4は特に集中力を消耗するパートです。
しかし、ここで集中力をかなり消耗してしまうと後のリーディングパートに影響がでてしまいます。
ここで集中力を過度に消耗しないためには、あなた自身の解き方の型、リズムというべきものが必要になってきます。
TOEICを受けているほとんどの人が使っている型が、「先読み」です。
先読みのリズムを作ることで、効率よく集中力を使って解き進めることが可能になります。
先読みのやり方や注意点について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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試験中に集中力が切れた場合のテクニック
試験中に集中力が切れてしまった場合のテクニックについて話していきます。
- 数秒目をとじる
- 深呼吸
- 顔を少し上げる
- 1,2問捨ててリズムを整える
もし、試験中に集中力が切れてしまった場合、上記のことを試してみましょう。
無理をして続けるよりも、一呼吸おいてから問題に向かうようにしてみてください。
小手先のテクニックにはなりますが、ぜひ試してください。
TOEICスコアと集中力を同時に鍛えられる勉強法【実体験】
TOEICスコアと集中力を同時に鍛えられる勉強法を3つ紹介します。
これから紹介する勉強法は小手先のテクニックではなく、根本的な英語力の底上げになります。
- 普段から大量の英語を聞く(TOEICの音声)
- 英文法をきちんと理解する(初心者向け)
- 普段から大量の長文を読む(中級者向け)
普段から大量の英語を聞く
1つ目は、普段から大量の英語を聞くことです。
唐突ですが、あなたは英語を45分間聞き続けたことはありますか?
TOEICリスニングパートは、45分間ずっと英語を聞き続けるわけですから、そもそも英語を45分間聞き続けたことがない人が本番で集中し続けることは難しいでしょう。
だからこそ、普段から45分間英語を聞き続けていれば、集中力も自ずと鍛えられます。
【私が行った勉強】
- TOEIC公式問題集で使用したパート3,4を通勤中などにひたすら聞く
- 週に1回TOEICリスニングパートのテストを45分間行う
この勉強を続けた結果このような変化がありました
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- リスニングパートで集中力を切らすことがほとんどなくなった
- リスニング力が上がり、聞きとりやすくなったおかげで集中力が低い状態でもきちんと聞けるようになった
いつもはパート3で集中力が続かなくなるところが、最後まで集中して解けるようになり、過度に集中力を高めなくても聞き取れるようになりました。
リスニング力が上がれば上がるほど、ラクに聞き取れるようになるという事実が判明しました。
上記の勉強法は実体験からも効果があったので、非常におすすめできます。
リスニングに使う教材は、TOEIC用で本番の音声と同じものが一番効果が出やすいと思います。
それにぴったりな教材が公式問題集です。
公式問題集の具体的な使い方についてはこちらの記事をご覧ください。
↓
TOEIC公式問題集のよりどりみどりな使い方【TOEIC865点の筆者が解説】
英文法をきちんと理解する(初心者向け)
続いては、英文法をきちんと理解するまで学ぶことです。
私がやったことは英文法を再び学び直すこと=定着させることです。
私は、「一億人の英文法」という話すことを目的として文法書を使って、体系的に学び直しました。
文法は1回学んだだけでは定着しないので、何度も繰り返し学んでやっと定着させることができるようになります。
この勉強を続けた結果このような変化がありました
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- リーディングパート全体において、英文を読んだときに理解するスピードが格段に上がった
- 読解スピードも上がり、時間短縮につながった
文法がしっかり定着していることで、英文を読むときに意味がするする理解できるようになりました。
文法をしっかり理解できている人と理解できていない人では、英文を読んだときに意味を理解する速さが全く異なります。
文法が定着している人ほど英文をラクに読めるようになります。
英文法は、ルールであり、土台です。
ぜひ、もう一度学び直してみましょう!
一億人の英文法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください
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普段から大量の長文を読む(中級者向け)
ラストは、普段から大量の長文を読むことです。
パート7は限られた時間で大量の長文を読んで設問に答えなければならないので、かなり集中力を使いますよね。
最後のパートに一番集中力を使う問題がくるため、一番苦労する人が多いパートです。
TOEICパート7では、大量の長文を制限時間内に解かなくてはならず、集中力もかなり使うでしょう。
しかし、普段から長文を読まない人が集中力を切らさず解くことができるでしょうか?
私はその考えのもと、以下の勉強を実践しました。
- 洋書を1日20分読む(大量の英文を読む)
写真のように英語で埋め尽くされている本を1日4~5ページ読んでいました。
この勉強を続けた結果このような変化がありました
↓
- 長文を読むスピードが上がった
- 知らない単語が出てきてもスルーしたり、推測できるようになった
- より少ない労力で文章を読めるようになった
長文であれば、洋書以外にもニュースや英字新聞などでも同じ効果が得られます。
ただレベルの高い単語や難しすぎる内容だと挫折しやすいので注意が必要です。