- TOEIC700点台からなかなか抜け出せずしんどい
- どうして伸び悩んでいるのか自分でも理由がわからない
今回は、TOEIC700点台から抜け出せずスランプになっている人に有益な情報をお届けします。
実際にTOEICテストにおいて700点から伸び悩む人が多くいます。あなただけではありませんので安心してください。
TOEIC700点から抜け出してTOEIC800以上を取るためには、あなたが伸び悩んでいる理由を解明し、それを解決するための方法を知ることが重要です。
- TOEIC700点台で伸び悩む原因
- TOEIC700点台から抜け出すために必要なこととその勉強法
実際にTOEIC700点で半年以上伸び悩み865点を取った私が解説します。
私自身もTOEIC700点台で伸び悩み誰よりも悩んできた過去があります。だからこそ、伸び悩む人の気持ちがわかるし、抜け出すために必要なことも他の人よりもわかると思います。
この記事を読めば、TOEIC700点で伸び悩む理由がわかり、800点以上を取るための方法がわかるはずです。
では、いきましょう!
TOEIC700点から800点を取るまでの実体験を知りたい方はこちら
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TOEIC700点台で伸び悩む人の大きな特徴2つ
あなたがTOEIC700点台をもっているということは、文法や単語などのある程度の基礎が備わっている状態だと思います。
それは本当にすごいことです。英語の基礎ができている人は多くありませし、誇っていいと思います。
ただ、英語の基礎がある状態でもTOEIC700点台で「伸び悩むのか?」その理由は大きく2つです。
パート3,4において6~7割の音声しか聞けていないない
1つ目は、パート3,4において6~7割しか聞けていないことです。
TOEIC700点台のあなたのパート3,4のリスニング状況はこんな感じではないですか?
- 話のおおまかな流れはわかる。でも話の詳細までは追えない
- 話の内容はなんとなくわかるかなぁというレベル
このような状態では、TOEIC700点台のまま伸び悩んでしまいます。多くのTOEIC700点台の人は、リスニングも短文なら聞き取れるという人が多いと思います。
しかし、TOEIC800点以上を取るためには、長文でもしっかり聞きとり、話の詳細を聞きとれるようになる必要があります。
パート7が全体的に苦手で、スコアに結びつかない
特徴2つ目は、パート7が苦手でスコアに結びついていないことです。
パート7に以下のような状態ではありませんか?
- トリプルパッセージまで解き進められず、最後は塗り絵で終わってしまう
- なんとなく勘で答えている問題が多い
- 難しく時間がかかる問題と比較的簡単に解ける問題の区別がわからない
TOEIC700点台の人はパート7にこのような悩みをもっていることが多いです。
実際に、私がTOEIC780点と865点を取ったときのアビメのパート7について見ていきましょう。
下の写真がTOEIC780点を取ったときのアビメの写真です。
赤枠がパート7の評価項目の部分です。赤枠の数字を見るとパート7の正答率が約60%という結果になっていて、約4割の問題を落としていることになります。
次に、2枚目の写真がTOEIC865点を取ったときのアビメです。
赤枠内のパート7の正答率をみると8割以上の問題を正解しています。TOEIC800点以上を目指すならパート7をおおよそ8割ほどの正答率を取ることが重要だといえます。
私の感覚からしてもパート7が苦手で点数が低いままでは800点達成は難しいと感じます。そのため、TOEIC800点を目指すにあたってパート7を攻略する必要があります。
TOEIC700点の人が800点を超えるために必要なこと2つ
- パート3,4で正確に内容の詳細を追えるレベルのリスニング力をつける
- 長文を速く正確に読む力をつけて、パート7で8割以上を目指す
まず、あなたがTOEIC700点をもっているということは、文法・単語などのある程度の英語の基礎は備わっている状態だと思います。
それはすごいことです。英語の基礎ができている人はそうは多くありません。
しかし、TOEIC800点以上を目指すなら基礎があるだけでは不十分です。TOEIC800点を超えるために必要なことは大きく2つです。
パート3,4で内容の詳細を正確に追えるレベルのリスニング力をつける
1つ目は、パート3,4で内容の詳細を正確に追えるレベルのリスニング力をつけることです。
いまTOEIC700点のあなたはパート3のリスニングで6~7割くらいの内容は理解できていると思います。
話の大まかな流れは理解できるレベルにいるとおもいますが、話の詳細まで追えているかというと追えてないことが多いのではないでしょうか?
私の実体験として、TOEIC700点から800点以上を取るには、リスニングパート3,4において「だいたいの話の流れがわかるレベル」から→「話の詳細までしっかり理解できるレベル」にもっていくことが必要です。
そのため、付け焼刃のテクニックではなく、そもそものリスニング力を底上げしなければTOEIC800点に届くのは難しいということになります。
長文を速く正確に読む力をつけて、パート7で8割以上を目指す
2つ目は、長文を速く正確に読む力をつけて、パート7で8割以上を目指すことです。
前章で述べたように、TOEIC700点から800点を超えるにはパート7の正答率を8割以上までもっていくことが必要だと話ました。
そう聞いて本当にパート7で8割取れるのか疑問をもつ人もいると思います。
もしあなたがTOEIC700点台で、パート7の正答率がたとえ6割ほどだったとしてもTOEIC800点以上は可能です。
その代わりリスニングパートで9割以上を取れればの話です。
リスニングパートで9割達成するには、音声の聞き逃しなどは一切せず、ほぼすべての英語を一言一句聞きとるレベルのリスニング力が必要です。
リスニングパートを完璧にするよりもリスニングパートを8割、パート7を含めたリーディングパートを8割取る方が現実的なのです。
パート7で8割以上達成するには、長文を速く正確に読み、意味を理解する力が欠かせません。
パート7の長文は分量が多く、集中力もかなり必要です。そんなパート7で8割の問題を正解するには、速く正確に文章を読み、効率よく解くことが近道になります。
TOEIC700点の人がパート7で8割以上の問題を正解するには、長文を速く正確に読んで理解できる能力を身につける必要があります。
TOEIC700点から800点に上げるためにやるべき勉強2つ【最重要】
TOEIC700点から800点以上を取るにあたってやるべき勉強はたくさんありますが、今回は一番重要なとこに絞って解説していきますね。
ぜひ、これから解説する勉強を取り入れてみてください。
シャドーイングでリスニング力を底上げしてパート3,4正答率9割を目指す
やるべき勉強1つ目は、シャドーイングです。
パート3,4の正答率6~7割から8~9割まで上げるには、リスニング力の底上げが重要になります。そこでリスニング力を底上げしてくれる勉強法がシャドーイングです。
【シャドーイングとは】
英語の音声を聞いて、そのすぐ後ろを影のように追いかけて発音する勉強法です。もともとは同時通訳者のトレーニング法です。
シャドーイングによって大幅なリスニング力の向上が期待できます。
実際にもたらす具体的な効果は4つです。
- 単語が一つ一つしっかり聞き取れるようになる
- 音のつながりやリンキングを意識できるようになる
- 本番の音声スピードについていけるようになる
- 英語を理解するスピードが上がる
シャドーイングに使う教材はTOEIC公式問題集が良いでしょう。
①Part2のスクリプトと選択肢を確認しながら流れる音声と同時にオーバーラッピングする
※オーバーラッピングとは「教材のスクリプトを確認しながら流れる英語音声と同時に発音していく勉強法」です
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②少し慣れてきたと思ったタイミングで、スクリプトを見ずにシャドーイングする
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③自分の口から出なかった単語やフレーズが必ず出てきたら、それをメモし発音と意味を確認する
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④再びシャドーイングし、できるようになるまでやり続ける(意味が頭に入ってこない文はわかるようになるまでやる)
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⑤できるようになったら次の問題へ
このやり方で繰り返し、シャドーイングをしていくとかなりのリスニング力を身につけられます。
実際に私はこのやり方で何度もシャドーイングを繰り返し、パート3,4の内容が簡単に感じるレベルになり、リスニングパート380点から450点まで伸ばすことができました。
パート3,4の長文のリスニングでも細部まで内容を追えるリスニング力が身に付きました。ラクな勉強法ではありませんが、確実に効果がでる勉強です。
シャドーイングやったことないという人はだまされたと思ってやってみてください!
速く正確に読む力をつけて長文に慣れる
やるべき勉強2つ目は、速く正確に読む力をつけてパート7の長文に慣れることです。
前提としてパート7では、とても難しい問題は出ません。
難しい問題もありますが、じっくり解く時間があれば、解答できるレベルの問題です。
しかし、TOEICテストでは、皆さんもわかるとおり、じっくり問題を解く時間が残されていないため、難しく感じるのです。
だからこそ、パート7を効率よく解くことが重要になってきます。
パート7を効率よく解くためには、長文を速く正確に読んで理解する能力が求められます。
英文を「速く正確に」読む力を鍛えることがパート7攻略のカギを握るわけですね。
オススメの勉強法が洋書の多読です。
単純にストーリーの流れを理解する力や英語を抵抗なく素早く読めるようになります。パート7もストーリー展開があるので、読んだ文章の内容を記憶する力も養えます。
【洋書の多読の具体的な効果】
- PART7程度の長文が苦痛なく読めるようになる
- 長文でわからない単語に出会っても推測する力が身につく
- わからない単語に出会っても動揺しなくなる
細かい効果は色々ありますが、英文を読むスピードがかなり上がることが一番メリットのある効果です。
洋書の多読の良いところは、勉強している感覚がないところで、本が好きな人にとっては最高の勉強になると感じます。
洋書以外にも英字新聞やニュースなど日頃から長文を読めて楽しいと思えるものなら、なんでもOKです。
ぜひ、洋書の多読を取り入れてみましょう。自分の英語力に合ったレベルの本が最適です。
こちらの本は小説形式で難しい単語も少ないので、読みやすいく、おすすめです。
【最後に】TOEIC800点を取るまでの勉強時間の目安とは?
TOEIC700点から800点を取るまでの勉強時間は、300時間が目安とされています。
実際にTOEIC800点を取った人に聞いてもおおよそ300時間ぐらいかかっていることがわかりました。
1日3時間勉強したとして、約3カ月以上はかかる計算になります。けっこう時間かかるなぁと思った人も多いはずです。
TOEIC800点は片手間で取れる点数ではないということですね。
平日に3時間も勉強時間を取るのも難しいですよね。
そして、私がTOEIC700点から800点を取るまでにかかった勉強時間が360時間でした。
私は、オンライン英会話などTOEIC向けではない勉強もしていたので、通常よりも時間はかかっています。
結論をいうと、TOEIC700点から800点を取るためには、しっかりと勉強時間を確保することが大事になります。
そして、闇雲に勉強するのではなく、先ほど述べたTOEIC700点台で伸び悩む人の特徴であるパート3,4,7を戦略的に伸ばしていくことが重要です。
TOEIC800点を取れたら、上位15%の英語力をもっている証明となり、就活・転職でも有利になっていくのでキャリアの幅も広がっていくことは間違いなしです。
TOEIC800点を取るための戦略や勉強法についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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