- 無職でもなにかスキルが欲しい人
- ニートのうちにTOEICを勉強しようと考えている人
- 資格を手にして転職活動を有利に進めたい人
無職だけど、これからスキルを身につけたい、自分を高めていきたいと思っていませんか?
TOEIC高得点を持っていたら、転職で有利になり、英語ができることで世界が広がっていきます。
この記事では、無職の方がTOEICを受けることでどのようなメリット・デメリットがあるのか、何点を目指すべきかを、無職でTOEIC865点の筆者が解説します。
- 無職がTOEICを受けるメリット・デメリット
- TOEIC何点を目指すべきか?
- 無職がTOEIC高得点を取るための勉強法
TOEIC高得点で転職活動を有利に進めることができ、自信にもつながりますよ!
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無職・ニートがTOEICの勉強をすべき理由
個人的には、今、無職で、数あるスキルの中でTOEICを選んで受けようと考えるのは賢い選択だと思います。
無職がTOEICを勉強すべき理由は以下の3つです。
- 就職・転職で有利になる
- 英語力や学ぶ意欲のアピールになる
- 生活習慣がよくなる
では、1つずつ解説していきます。
就職・転職で有利になる
1つ目、TOEICは就職・転職で有利になることです。
TOEICスコア | 評価 |
500 | 新卒社員に期待する基準に近いレベル |
600 | 上場企業では平均的に求められるレベル |
700 | 国際部門の業務で必要とされるレベル |
800 | 就職・転職に有利になる点数、足切りされることはない |
900 | 点数だけで一目置かれ、企業から見てとても貴重な人材 |
※https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdfより
上記の表は、就活時に企業が参考にするTOEICの点数ですが、TOEIC500点以上から求められていきます。
TOEIC800点という立派な点数はなくてもTOEIC500点をもっているだけで、アピールすることは可能です。
私自身は就活時にTOEICは、持っていませんでしたが、転職時にTOEIC865点をもっていたことで、仕事のオファーを頂きました。
これがその写真です。
このように、TOEIC高得点があれば、英語学習関連の企業や外資系企業からオファーが届くことがあり、転職にも役に立ちます。
英語力や学ぶ意欲のアピールになる
2つ目は、英語力や学ぶ意欲のアピールになることです。
日本企業は、採用で求める英語力に、TOEICのスコアを参考にしていることがほとんどです。
なぜなら、企業は、ビジネスで使える英語力を求めているからです。だからこそ、英検よりもTOEICのスコアが重要視されます。
では、具体的に、TOEICスコアと英語力の相関を目安に見ていきましょう。
TOEICスコア | 英語力 |
860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地がある |
470 | 日常生活では問題なく、業務上の限定された範囲でコミュニケーションできる |
220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
220以下 | コミュニケーションができるまでに至っていない |
※https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdfより
表をまとめると、TOEICを運営するIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)によると、約730点あたりから高い評価が得られると考えられます。
英語力=TOEICということから、TOEICは未経験から英語を扱う仕事の実務経験を得るための切符だといえます。
ここで、英語を扱う仕事にどのようなものがあるか見ていきましょう。
- キャビンアテンダント
- 貿易事務
- 英会話トレーナー
- ホテルスタッフ
- 商社
- 英語教材の企画・編集
- 海外営業
- 観光案内人
これらの仕事でTOEICが活きます。
生活習慣が良くなる
3つ目は、生活習慣が良くなるです。
私も無職なのでわかりますが、無職の人は、朝早く起きる必要がないため昼夜逆転しがちですよね。
体力は余っている人も多いため、夜になってもあまり眠くならない人も多いと思います。
そこで、朝起きたらすぐ勉強をするなどのリズムを作ることができれば、生活リズムの改善にも効果的です。
決められたことをこなすことで、自分の自信にもつながりますよ。
脳もいい感じに疲れて、夜ぐっすり寝られるでしょう。
無職がTOEICを勉強するデメリット2つ
- 時間が掛かる
- 点数アップにはテクニックや傾向の把握が必要
では、1つずつ見ていきましょう。
時間がかかる
デメリット1つ目は、時間がかかることです。
TOEIC高得点を取るには、ある程度の時間がかかります。1~2か月などの短期間勉強するだけでは高得点は難しいでしょう。
少なくとも3カ月~半年は毎日勉強する覚悟は必要でしょう。
ただ、時間が余っていて毎日10時間以上勉強できる人は、もう少し短い期間で達成できる可能性もあります。
転職を急いでいるのであれば、覚悟を決めて取り組む判断ことが大事です。
点数アップにはテクニックや傾向の把握が必要
2つ目は、点数アップにテクニックや傾向の把握が必須なことです。
TOEICはビジネス英語が中心の試験です。
ビジネス英語ができれば高得点を取れるわけではなく、解き方のテクニックや問題傾向の把握が必要です。
例えば、TOEICには、正解になりやすい単語や表現があったりします。また、各パートごとの問題傾向や解き方のテクニックなどの抑えどころがあるのです。
TOEIC高得点には、その知識を把握していくことが求められます。
言い換えれば、ビジネス英語が不十分でも頻出の単語や表現などを暗記するだけで、スコアに差が出るということでもあります。
無職はTOEICで何点を目指すべき?
結論、転職で有利に立ちたい、英語を扱う仕事を希望しているといった人は、TOEIC800点は欲しいところですね。
やりたい仕事が決まっていて、それに必要な点数がわかっていたら、その点数を目指せばよいです。ただ、目指す目標が曖昧な場合でも、700~800点は取っておくとかなり有利になるでしょう。
TOEIC800点であれば、持っている人も少なく、周囲との差別化になります。楽天や外資系企業などでは、TOEIC800点以上を入社基準にしているところが多いです。
TOEIC900点は時間がかかり過ぎるうえに、挫折もしやすいため、おすすめしません。
あなたが目指す点数が決まったら、次章のTOEICで高得点を取るための勉強法について見ていきましょう。
無職が高得点を取るための効果的な勉強ステップ
無職の状態からTOEIC高得点を目指すための効果的な勉強ステップを順番に解説していきます。
TOEICをはじめて受ける、試験内容が全く分からない人を対象にした勉強ステップです。
- 模試を受けていまの実力を知る
- 苦手なパートを伸ばしながら基礎力を身につける
- 再び模試を受けて、❷を繰り返す
このステップは、かかるお金を最小限にして、行うことができます。
ステップ1.模試を受けて今の実力を知る
まずは、現状のTOEICスコアを把握することからすべてがはじまります。
実力を知るために、最もコスパの良い方法が、「TOEIC公式問題集」を活用することです。
公式問題集を購入して、本番と同じ2時間で問題を解いてみましょう。このとき、問題を解き終えたら復習はしなくてもよいです。
TOEICの本番でも実力を測れますが、1回¥7,810と高額になります。公式問題集なら約\3000で本番と同じ難易度の試験を2回分受けることができるため、圧倒的にお得です。
まずは、自分の実力を知ることからはじめましょう!
いまの実力がわからないまま勉強すると、必要ないところまで勉強してしまうため、大幅に時間を無駄にする可能性があります。
ステップ2.苦手なパートを伸ばしながら基礎力を身につける
ステップ2は、苦手なパートを伸ばしつつ単語や文法などの基礎を身につけることです。
模試を受けて答え合わせを終えたら、点数と苦手なパートが判明するので、その苦手なパートに注力して勉強することで、効率的に点数を上げることができます。
各パートごとの勉強法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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そして、苦手なパートをつぶすと同時に、基礎の単語や文法、発音を学ぶことが大切ですなぜなら、英語の基礎を身につけることが、点数アップにも直結していくからです。
私自身もTOEIC500点台で伸び悩んでいた時に、文法や発音を改めて勉強したことで、TOEIC700点を超えることができました。
私がTOEIC865点を達成する中で、とても役に立った2つの教材をおすすめします。
これらをやっておけば、間違いなしです。
ステップ3.再び模試を受けて、ステップ②を繰り返す
ステップ②をある程度やってみたら、再び模試を受けてスコアがどれくらい伸びたのかを測ってみましょう。
点数が上がっていれば、勉強の効果があったとわかり、モチベーションもかなり上がりますよ。
TOEICの勉強で大事なのは、継続です。ただ、勉強しているだけでは成長を感じないため、定期的に模試を受けて勉強の成果を測っていくことが継続の秘訣です。
このステップ②と③を繰り返してスコアを高めていきましょう。
余談ではありますが、無職でも多少お金に余裕があり、机の上での勉強が苦手な人には、アプリでの学習がおすすめです。
TOEIC対策に特化したアプリが、「スタディサプリTOEIC」です。
月額の費用はかかりますが、TOEICの問題を満遍なく勉強でき、単語や文法などの基礎力もアプリで身につけることができます。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
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最後に伝えたいこと
この記事では、無職やニートがTOEICを勉強するメリット・デメリット、目指すべき点数、その勉強法について解説しました。
【TOEICを勉強するメリット】
- 就職・転職で有利になる
- 英語力や学ぶ意欲のアピールになる
- 生活習慣が良くなる
【TOEICを勉強するデメリット】
- 時間がかかる
- 点数アップには、テクニックや傾向の把握が必須
- 模試を受けていまの実力を知る
- 苦手なパートを伸ばしながら基礎力を身につける
- 再び模試を受けて、❷を繰り返す
ぜひ、TOEIC高得点をとって人生を少しでも有利に進めていきましょう!