- パート6は全部読むのか空所の前後だけ読むのどっちがいいの?
- 苦手だけど、攻略してハイスコアをとりたい
パート6って簡単なように見えて意外と難しいですよね。
結論、パート6は、全部読んで解くほうが時間も短縮して、効率的に解くことができます。
その理由についてTOEIC865点で同じようにパート6が苦手だった私が解説します。
- パート6を全部読んで解くべきか、空所の前後だけ読むべきか
- 解き方のコツ
- 苦手を克服して、ハイスコアを取るための勉強法
結論:パート6は全部読んで解くべき!
さっそく結論からいうと、パート6は、全部読んでから解くべきです。
なぜなら、パート6はパート5と違い、文脈から意味を推測して正解を選ぶ問題のため、空所の前後のみを読んで答えたとしても正しい答えか判明しないからです。
特に文挿入問題は、文の導入から前後の意味をしっかり理解しないと解けない問題のため、全部読まなければ難しいでしょう。
全部読まないで解くと、こんな感じの流れになります。
- 空欄の前後のみを読んで答えようとする
↓
- 文脈がわからないので、答えを選べない
↓
- 文全体の流れを理解するために、最初から読み直す
↓
- 正解を選ぶ
このように、空欄の前後のみを読んで解いたとしても、文脈を知るために全部読むことになり、前後のみ読んでいた時間が無駄になってしまいます。
つまり、空欄の前後のみを部分的に読むよりも、全部読んで解いた方が速いということです。
パート6では、早く解こうとするあまり正しい文脈を追えなくなってしまうこともよくあるので、時間が掛かりそうな問題だと感じたら適当にマークをつけて次に進むのもありですよ。
パーと6の最難関は文挿入問題【捨てるべき!?】
パート6で最難関と言われている問題が、文挿入問題です。この問題は捨てるべきなのでしょうか?
結論、文挿入問題を捨てるべき人、捨てるべきでない人の2種類います。というのも、あなたが目指す点数によるところが大きいです。
【そもそもの前提】
パート6の問題は4セット、各セット4問ずつあり、計16問=リーディングパートの16%を占める。
文挿入問題は、各セット必ず1問ずつ。
具体的には、目標スコアが700点以下なら、文挿入問題は捨てても大丈夫ですが、700点以上目指す人は、きちんと解く必要がでてきます。
さらには、文挿入問題が文章全体の最後に来ているかどうか、それとも途中にあるかどうかで判断することもできます。
実は、文の途中に文挿入問題がある場合は、それは難しい可能性が高いです。逆に、最後に来ている場合は、比較的簡単な問題が多いためです。
パート6の解き方のコツ
ここからは、パート6の解き方のコツについて見ていきましょう!
品詞系(パート5と同じ)
選択肢に同じ単語の異なる品詞が並んでいることが特徴です。パート5と同じ解き方になります。
例 This year’s Boston City Gravity Hunt(BCGH) is coming soon! Now in its seventh year ,BCGH has become a —- for local residents.
今年のボストン市のグラヴィティ―ハント(BCGH)が間もなくやってきます!今や7期目を迎えたBCGHは、地域住民にとって慣例となっています。
A. tradition 慣例
B. traditional 慣例となった
C. traditions 慣例(複数形)
D. traditionally 慣例的に
答え. A tradition 慣例
※TOEIC公式問題集7 テスト1より
空欄には、冠詞aに続く名詞の単数形のみが入ることがわかるので、答えは、A.traditionです。
文脈系
続いては、パート6特有の文脈を理解しなければ解けない問題です。選択肢に同じ品詞の異なる単語が並んでいるのが特徴です。
例:—–, we purchase our materials three months in advance and will not need to increase our prices at this time.
—–、私たちは、原料をあらかじめ3カ月前に購入いたしますので、現時点では値上げを行う必要はございません。
A. Unexpectedly 意外なことに
B. Besides その上
C. Fortunately 幸いなことに
D. Likewise 同様に
※公式問題集7 テスト1
上記の文の選択肢を見ていただくと、どの選択肢も合いそうな気がしますよね。ここだけでは、答えを絞ることは難しいため、文脈から判断する必要がでてきます。
上の文の前の部分を見てみましょう。
You may have heard recent news reports about a shortage of the raw materials needed to make our products.
「当社の製品作りに必要な原材料の不足に関する最近のニュース報道はおききになっているかもしれません」
「原材料の不足→3カ月前に購入するから値上げをする必要はない」という文脈から、C. Fortunatelyが適切だとわかるので、答えは C になります。
このように、品詞の形で答えられる問題と文脈から推測して答える問題の区別をつけて、解答することがポイントです。
TOEICパート6の勉強法
ここからはパート6の勉強法について解説します。パート5の延長のように考えてもらえればと思います。
文法知識をしっかり身につける
パート6の文脈をひもとくには、文の構造を理解して、正確に意味を読み取らなければなりません。
さらにTOEICは、時間制限も厳しいため、悠長に読んでいる暇もないことから、「正確に早く」読むことが求められます。
それには正しい文法知識をしっかり理解していることが必要です。
文構造を把握したり、意味を正確に理解できている自信がない方は、お手持ちの文法書やこちらの文法書を使って学び直してみてください。
文挿入問題以外は、ほぼパート5と同じ解き方なので、パート5対策をすることがそのままパート6の対策にもつながっていきます。
オススメの参考書はこちらです。
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パート6に特化した参考書で勉強しよう!
パート6に特化した参考書は、数が少ないため、とても貴重です。
ハイスコアを取りたいけど、パート6が苦手な人にオススメの参考書がこちらの2冊です。
パート6の問題の解き方やコツについてわかりやすくまとめられているので、参考にしてみてください。
ではでは