- TOEIC高得点を友達や同僚に自慢できるようになりたい
- でも、自慢できる点数って何点からなの?
- 就活・転職で有利に立ちたい
TOEICで自慢したい気持ちはとってもわかります。そのために私もTOEICを猛烈に勉強していた部分もあります。
日本ではTOEIC高得点=「英語ができる人」という図式ができあがっています。
実際に、TOEIC高得点を持っていると、この人は優秀そうだと認識されたり、さまざまなチャンスが回ってくるようになります。
就活や転職などでも有利になりやすい資格として、近頃TOEICを取得しようとする人がかなり増えています。
そこで今回は、TOEIC865点の私が「TOEICで何点から自慢できるのか」について解説します。
- TOEICで自慢できる点数
- スコア別の評価
- 就活で有利になる点数
TOEIC高得点は、友達や同僚に自慢できるだけでなく、就活や転職などで有利になるツールとして活かせられますよ。
こちらの記事も人気です。
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Fラン大学生がTOEICを受けるメリット3つ【平均点よりも上を目指そう!】
結論:TOEICで自慢できる点数700点から!
さっそく結論から言うと、TOEIC700点から周りに自慢でき、履歴書でも目立つでしょう。
実際に、多くの会社でもTOEIC730点、860点などを基準としているところが多く見受けられます。
TOEIC600点は平均的で所持している方もおおいため、他者との差別化になりにくく、英語力の評価として弱い印象です。
しかし、700点から印象が変わり、周りから「英語できるんだね」という印象になります。
実際に私も、TOEIC700点を取ってから周りの目が変わったのを覚えています。 いうまでもなく、900点あれば英語は完璧だと思われ、羨ましがられることも多いでしょう。
上記の2021年8月最新の公開テスト・スコア分布をまとめると以下のようになります。
トータル受験者:30,174人
- 600点(正確には595点)以上取れる人は、「全体の55%(16000人)」
- 700点(正確には695点)以上取れる人は、「全体の35%(10560人)」
- 800点(正確には795点)以上取れる人は、「全体の17%(5100人)」
- 900点(正確には895点)以上取れる人は、「全体の5%(1500人)」
このことから、TOEIC700点以上取れる人は、30174人中上位35%の人のみであることがわかります。
600点では、全体の半分の人が取れる点数であるため、自慢できるほどの点数とは言えないでしょう。
TOEIC800点、900点と上がるにつれてより自慢できることは明白でしょう。
ここから先は、その主な具体的理由について述べていきます。
TOEICスコア別の評価
まずは、英語力の観点からみていきます。
TOEICスコア | 英語力 |
860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる |
730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地がある |
470 | 日常生活では問題なく、業務上の限定された範囲でコミュニケーションできる |
220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる |
220以下 | コミュニケーションができるまでに至っていない |
※https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdfより
さきほど自慢できる点数は700点からと言ったとおり、730点は高い英語力として扱われています。
TOEICスコア | 評価 |
500 | 新卒社員に期待する基準に近いレベル |
600 | 上場企業では平均的に求められるレベル |
700 | 国際部門の業務で必要とされるレベル |
800 | 就職・転職に有利になる点数、足切りされることはない |
900 | 点数だけで一目置かれ、企業から見てとても貴重な人材 |
この表からわかるとおり、700点から実際に英語を使う仕事で求められる基準であり、企業から見て、地頭がいい、努力できる人と思ってもらいやすいです。
日本人の平均点はいくつ?
これまでTOEICスコアのレベル別評価を見てきました。
そこで、日本人の平均点はどのくらいか疑問に湧いてきませんか?
TOEIC公式資料によると社会人全体の平均スコアは、約600点になります。
2019年度の平均スコアは590点、2021年は607点と600点付近が平均のようです。
そのため、TOEIC600点を保有している人は珍しくなく、差別化になりにくいと考えられます。
このことからもTOEIC700点は英語力をアピールできるスコアであり、周りとよりも差を付けるために、目指すべき点数といえます。
大学別の平均点が知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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Fラン大学生がTOEICを受けるメリット3つ【平均点よりも上を目指そう!】
就活・転職には何点以上から有利になる?
一概にはいえませんが、TOEIC600点以上から有利になる傾向にあるようです。 日本企業は英検よりもTOEICの点数を重視している傾向にあります。
TOEICスコア | 評価 |
500 | 新卒社員に期待する基準に近いレベル |
600 | 上場企業では平均的に求められるレベル |
700 | 国際部門の業務で必要とされるレベル |
800 | 就職・転職に有利になる点数、足切りされることはない |
900 | 点数だけで一目置かれ、企業から見てとても貴重な人材 |
以下は、TOEICスコアを採用基準にしている企業の一例です。
TOEIC600点以上 | 日産、出光興産、ニトリ |
TOEIC700点以上 | 武田薬品工業、ソフトバンク |
TOEIC800点以上 | 楽天、ファーストリテイリング、プログリット |
TOEIC900点以上 | 外資系投資銀行 |
TOEIC600点から採用基準にしている企業が多いようです。
実のところ、企業がどの程度の英語力を期待しているかによって求められるスコアは違ってきます。
あなたが目指すところによっても取るべきスコアは変わってくるということですね。
TOIECで企業が求めるスコアを取得できれば、書類選考や面接の通過率にプラスの影響を与えることは確かです。
TOEIC600点以上を持っていれば、努力できる人という評価をされ、就活・転職において強みになるのは間違いありません。
就活についてさらに知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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TOEIC700点以上取るとどうなる?メリット・デメリットを実体験から解説
TOEIC700点から英語力をアピールでき、企業から努力できる人だと思ってもらえるようになると説明しましたが、 実際どうなの?というところを実体験から紹介します。
私の体験談としては、TOEIC700を取ったことで、周りから「すごいね!」「英語得意なんだね」と言ってもらえるようになったのを覚えています。
ここで、TOEIC700点のメリット・デメリットをまとめます。
- 周りから英語ができる人と思ってもらえ、様々なチャンスを得やすくなる
- 大学によっては入試で有利になったり、単位としてもらえるところもある
- 履歴書に堂々と書け、就活で有利になる
- 転職で有利になる
つまり、周りから英語ができる人と思ってもらえるようになり、様々な場面で有利になります。 私はTOEIC700点を取ったときに味気なかった履歴書が映えるようになり、面接でもアピールでき、好印象をもらえました。
- すぐ簡単に取れるものではない
- スコアを気にしない会社からは評価を得られない
TOEIC700点は誰でもすぐに取れる点数ではなく、ある程度努力が必要になります。
メリット・デメリットを聞いたうえでやるかやらないかはあなた次第ですが、
「英語を使った仕事がしたい」、「なにか自慢できるものを身につけ、自分に箔をつけたい」 という人にはぜひTOEICをおすすめします。
まずは、700点をめざしてみましょう。 いきなり900点を目指しても、時間が掛かりますし、挫折してしまいます。
TOEIC500点台→700点を取るまでに行った勉強法【実体験】
単語編
はじめにやるべきは単語を覚えることです。TOEIC500点台の段階だと単語にはある程度見覚えがるけど、知らない単語も多いです。
なぜ単語を覚えることが大事かというとTOEICの試験では単語を知らないことがとても不利になるからです。
単語を知っているだけで解ける問題がたくさんあり、問題によっては即答できる問題もあります。 逆に知らないだけで解けなくなってしまうということでもあります。
TOEIC500点台の段階では単語・文法の基礎固めが重要になってきます。
知らない単語に出くわしたとき内容が理解できなかったり、解くのに時間がかかってしまった経験があるかと思います。
単語は避けられないものと思って、やりましょう。
でも本屋に行けば単語帳をたくさんの種類があってどれを選べばいいのかすごく悩みますよね。
しかし、TOEICの点数を上げたいのならTOEICに出てくる単語が厳選されている単語帳を選ぶべきです。
「DUO」や「ターゲット」などは単語帳としては有名ですが、大学受験やセンター試験などに特化している単語帳ではなく、TOEICに特化している単語帳をおすすめします。
TOEICに特化していることで、効率的にTOEICの点数を上げることが可能です。
TOEICに特化している単語帳でおすすめは、「TOEICテスト出る単特急 金のフレーズ」です。
TOEIC界隈では有名な本です。 コンパクトで持ち運びがしやすく、カバンの中に入れてもスペースをあまりとりません。
単語の解説は類義語や対義語だけでなく、TOEICのどのパートで出題例があるのか、TOEICの豆知識も付随して解説しているのでとてもわかりやすいです。
音声はCDではなく「abceed」という無料のアプリをダウンロードすることで聞くことができます。いちいちCDをセットすることなく、スマホ一台で通勤中や外で空いた時間に勉強できるのがとても便利です。
TOEICに出てくる単語を覚えるならこれ一冊あれば十分だと思います。
ある程度単語に自信があり、効率的に学びたいのであれば「金のセンテンス」という同じシリーズの本を選んでも問題ありません。
文法編
次は文法を学ぶためにおすすめの教材を解説します。
文法も単語と同じく基礎ですが、単語よりも文法の方が後々のことを考えると重要になってきます。
教材に関しては人によって合う、合わないが色濃く出やすいと思っています。
文法書は単語帳以上にたくさんの種類があるので、どれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
文法の教材は1冊だけと決めて勉強する必要はないと個人的には考えていて、2冊買ってそれぞれ学んだら、あとは実践をしつつわからないところがあれば、その範囲のみ勉強するというやり方がおすすめです。
私がオススメする文法書は、「キク英文法」と「一億人の英文法」です。 キク英文法は、基本的な英文法をコンパクトにまとめてくれており、はじめの一冊としておすすめです。 分厚過ぎないので、文法が苦手な人でも簡単に読み終えることができます。
一億人の英文法は、一般的な文法本とは違い、英語を話すという視点から英文法を解説しています。 英語という言語の特徴やネイティブが英語を話すときの意識を交えながら生きた英語を学ぶことができます。
教科書的で小難しい用語で説明された解説は難しく、どこかわかりづらく感じたことはありませんか?
英語は日本語よりもシンプルな言語です。 例えばなぜここで現在形を使うの、なぜここにto 不定詞が来るのかなどそうした理解するうえで根本的な疑問を解決できる説明は書いてないことがほとんどです。
こうした英語における「なぜ」の部分を解決してくれる本でもあり、TOEIC本番のリスニングなどでも小さなニュアンスまでイメージできるようになるでしょう。
いますでに文法書を持っている人は2冊目の文法書としてもっておくことがおすすめです。
さらに詳しく知りたい方はこちらの記事からご覧ください。
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